ボストンコンサルティンググループの就職や転職を検討すると「激務」という情報を得た人も多いのではないでしょうか?
この記事では、ボストンコンサルティンググループが激務であるのかその実態を口コミや評判をもとにご紹介し、さらにはどのような人材が向いているのかも解説いたします。
ボストンコンサルティンググループに就職や転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
という方へ
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- 1 そもそもボストンコンサルティングはどんな会社?
- 2 ボストンコンサルティングの激務の実態について
- 3 社員に聞いたボストンコンサルティングの評判について
- 4 ボストンコンサルティングの事務職は休む暇がないほど忙しい!?
- 5 ボストンコンサルティングの年収はどれくらい?激務の対価に合っているのか
- 6 ボストンコンサルティングの大学(学歴)フィルターの基準を徹底調査!
- 7 ボストンコンサルティングは中途でも入れるのか?求める人材について紹介!
- 8 ボストンコンサルティングの転職におすすめな転職エージェント3選!
- 9 ボストンコンサルティングへの転職成功のコツとは!
- 10 まとめ|ボストンコンサルティングは激務ではあるがやりがいの大きい仕事
そもそもボストンコンサルティングはどんな会社?
ボストン・コンサルティング・グループについて、以下の項目で会社の情報をまとめてみました。
企業情報
- 社名:株式会社ボストン・コンサルティング・グループ
- 設立年:1963年
- 創業者:ブルース・ヘンダーソン、ジェイムズ・アベグレン
- 代表者:クリストフ・シュヴァイツァー(CEO)
- 日本代表:内田 有希昌(BCG日本共同代表)、秋池 玲子(BCG日本共同代表
- 支社:世界50ヶ国以上、90以上の都市にオフィスを保有
- 従業員数:25,000人
アメリカに本社を持つ大手コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーに並び、世界を代表するコンサルティングファームです。
日本には東京、名古屋、大阪、京都、福岡にオフィスがあります。
事業内容
グローバルな経営戦略コンサルティングファームのボストン・コンサルティング・グループ(BCG)ですが、取り扱う産業やテーマは多岐に渡ります。
テーマ別では以下のようなものがあります。
【テーマ別】
- オペレーション
- マーケティング/セールス
- プライシング/レベニューマネジメント
- 顧客インサイト
- ゼロベース予算
- デジタル/テクノロジー/データ
- コーポレートファイナンス&ストラテジー
- M&A/トランザクション/PMI
- トランスフォーメーション
- イノベーション戦略とその実現
- 製造
- グローバルビジネス
- 人材戦略
- 組織
- パーパス(存在意義)
- ダイバーシティ&インクルージョン
- リスクマネジメント、コンプライアンス
- 社会貢献/サステナビリティ
仕事内容
BCGは一般企業(株式会社や合同会社など)以外にも世界のあらゆる地域の政府や非営利団体と協働し、それぞれのクライアントに合わせた戦略の立案をしています。
クライアントと一緒に持続的な経営戦略の構築(コンサルティング)をし、戦略コンサルタント以外にもエンジニア、デザイナーを採用しプロダクトの作成、開発もしています。
社員紹介
BCG代表からトップ経営会議メンバーの経歴プロフィールを以下にまとめました。
- クリストフ・シュヴァイツァー(Christoph Schweizer)
- ボストン・コンサルティング・グループCEO
- 1997年にBCGミュンヘン・オフィスに入社
- BCGヘルスケアグループのグローバルリーダー、BCGプラクティスエリアグループ全体のグローバルリーダーを歴任
- 2014年にBCGエグゼクティブ・コミッティのメンバーに就任し、2021年10月1日に新CEOに就任
- 秋池 玲子
- BCG日本共同代表
- キリンビール株式会社、マッキンゼー・アンド・カンパニー、産業再生機構にて仕事に従事し、2006年にBCGに入社
- 2021年1月1日にBCG日本共同代表に就任
- 内田 有希昌
- BCG日本共同代表
- 株式会社三和銀行(現:三菱フィナンシャル・グループ)にて仕事に従事し、1998年にBGCに入社
- BCGジャパンのオフィス・アドミニストレーター、BCG TURN(企業改革・再生の専門グループ)の北東アジア地区リーダー、同金融グループの日本リーダーを歴任
- シャーロン・マーシル(Sharon Marcil)
- BCGエグゼクティブ・コミッティのメンバー
- Goldman Sachs & Co.での仕事を経て、1993年にBCGに入社
- 最も影響力のあるコンサルタントトップ25やコンサルティングの女性リーダー5人に選出
今後の展開について
アフターコロナ時代どんな状況でも対応していける企業力の向上に向け、新たな経営戦略の構築をクライアントと緊密な協働を通じて取り組んでいきます。
また、外資系コンサルファームでもいち早くITスキルにも着目し、人材の採用も積極的にしています。
BCG Digital Ventures、BCG GAMMA、BCG Technology Advantage、BCG Platinionのデジタル支援組織を作り、デジタルも活用した経営戦略プロジェクトに取り組んでいます。
世界的なカーボンニュートラルやサステナブルな社会の実現に向け、BCGは独自で2030年までに気候変動への影響をネットゼロ(実質ゼロ)にする取り組みもしています。
ボストンコンサルティングの激務の実態について
コンサルティング業界で有名なボストンコンサルティングの激務の実態について、以下にまとめました。
クオリティの高さが求められる
ボストンコンサルティング・グループは世界でもトップクラスのコンサルティングファームなので、クライアントから求められるクオリティもトップでなければいけません。
高いクオリティの結果を出すためには、どうしても仕事の時間を要して激務になってしまいます。
トップクラスのコンサルティングファームとしての立場やクライアントからの信頼を維持するためにはクオリティの高さは必要不可欠です。
取り扱う案件の難易度が高い
コンサルティングファームではクライアントが解決できない問題に対する解決案の提案をするのが業務です。
BCGが取り扱う案件は別のコンサルファームでも扱うことが難しい高難度の案件が多いです。
そして、クライアント自身が問題の答えを見つけられるように導くというBCG独自のスタイルが原因で仕事が激務になっています。
莫大な仕事量のため残業時間が長い
コンサルティング業務は多くの視点から問題を洗い出すので扱う業務範囲が広く、莫大な仕事量になってしまいます。
BCGの標準勤務時間は8時間で、平均残業時間は70時間から多い時には100時間にまで及ぶようです。
プロジェクトごとでの作業であるため、プロジェクト内容によっては残業が殆どない場合もあるようです。
社員に聞いたボストンコンサルティングの評判について
業務量が多い上に残業も多く激務なボストンコンサルティングの仕事ですが、社員から聞いた会社の評判について、以下にまとめました。
ボストンコンサルティング・グループへの就職を考えている方は入社前の参考にしましょう。
会社の雰囲気や人間関係はどんな感じ
激務ではありますが会社の雰囲気は全体を通して良好です。
男性でも育児休暇が取れたりと、休暇制度が整っているので利用する社員も多いです。
ただ、案件最優先のワークスタイルが原因で自分の時間が取れなかったり、休みの日も仕事に関係する資料や本を読まなければいけないという状況もあります。
人間関係も上司や先輩が仕事量や残業を気にかけてくれたり相談がしやすいなど、全体を通して良好です。
日系と外資系が混在している会社ではありますが、仕事への過度なプレッシャーなどはないです。
ネガティブな評判には事業規模の拡大にともなって従業員の人数が増えたことが原因で、バックオフィスとコンサルの雰囲気が悪化しているという意見もあります。
仕事の魅力や大変なことについて
クライアントによって担当する戦略案は異なり、仕事を通していく過程でコンサルタントとしての経験値が上がっていくのを感じられる魅力があります。
また、働き方の自由度が高い社風なので仕事に慣れてくると、忙しく働く日と休む日のワークライフバランスが取りやすいという魅力もあるようです。
同じコンサル業界のアクセンチュアからBCGへ転職した人は、BCGの仕事はプロフェッショナルな意識を持って取り組めるので魅力的という意見もありました。
大変なことは慣れるまでは仕事量の多さで残業が多くなってしまうという点です。
仕事が激務なので精神的にタフな人でないと長く続かないという評判もありました。
給料に満足はしているのか
給料については高給ではあるが満足していないという口コミが多いです。
理由としては、仕事内容や仕事量と給料が見合っていないという意見が多かったです。
また、同じ職場で働く仲間も高給が多いですがその分お金の使い方が荒く、会社の人と出かける際は大変という口コミもありました。
社宅はある?
ボストンコンサルティンググループの福利厚生に社宅制度があります。
社宅は会社から支払われる給与から家賃が天引きされるため、節税対策として利用する社員も多いようです。
ボストンコンサルティングの事務職は休む暇がないほど忙しい!?
一般の事務職や秘書業務であっても休む暇がないほど、日々の業務が忙しいという口コミが多いです。
外資系と日系が一緒になっている会社なので働く社員の人種も多様で、社内での会話は英語がメインになります。
どんなに英語が得意であっても母国語での会話ではないので、意見や考えが伝わらないなどのストレスは少なからずあります。
事務職であっても業務が多忙すぎて何かを学び実力をつけるというよりは、日常業務をこなすことに時間を使うことがほとんどで、自分の成長を感じられないという声もありました。
コンサルの仕事以外を担当している社員でも、仕事の忙しさはあまり変わらないです。
ボストンコンサルティングの年収はどれくらい?激務の対価に合っているのか
ボストンコンサルティングの口コミなどから、年齢別平均年収と職種別平均年収を以下にまとめました。
年齢別平均年収
- 20代:700〜1,800万円
- 30代:2,000〜4,800万円
- 40代:5,000万円〜
ボストンコンサルティングでは初任給はボーナスを含めても約700万円と高額です。
外資系コンサルティングファームの平均年収は1,400万円なので、BCGの平均年収はコンサル業界でも高い傾向です。
職種別平均年収
- アソシエイト:700〜750万円
- シニアアソシエイト:800〜950万円
- コンサルタント:1,500万円
- プロジェクトリーダー:2000〜2,500万円
- プリンシパル:2,500〜3,000万円
- パートナー:5,000万円〜
中途採用であっても、幅広い業種から多く経験を積んでいたりする人はプリンシパルやパートナーからスタートするケースもあるようです。
ボストンコンサルティングの大学(学歴)フィルターの基準を徹底調査!
BCGの求人情報を調査すると例年20名ほどの採用枠しか設けていないため、難関校出身が採用に有利と言われています。
ボストンコンサルティングは学歴によるフィルタリングについて何も公言はしていないので、現役社員のデータを元に徹底解説していきます。
採用が有利になる大学について
最も有利度が高い大学は以下です。
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
- 上智大学
- 東京大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 北海道大学
- 東北大学
- 名古屋大学
- 九州大学
一般的にはレベルの高い大学でも有利度が中度の大学は以下です。
- 青山学院大学
- 明治大学
- 立教大学
- 中央大学
- 法政大学
- 関西大学
- 関西学院大学
- 立命館大学
- 同志社大学
海外の名門大学でMBA(経営学修士)を取得している人も多く採用されています。
- ハーバード大学
- スタンフォード大学
- シカゴ大学
- ミシガン大学
BCGの創業者ジェイムズ・アベグレンもシカゴ大学の出身です。
ボストンコンサルティングは中途でも入れるのか?求める人材について紹介!
ボストンコンサルティングが求める人材について、以下にまとめました。
新卒や中途での就職を検討している人は参考にしましょう。
本質を深く洞察する力を持つ人
洞察力の高い人の多くは思考に堺や既成概念がありません。
BCGで扱う案件の多くはクライアント自身が解決できなかった難題や多くの課題です。
解決へ導くためには問題の本質を観察し、深く洞察する力が必要になります。
BCGの面接では、これまで自分の身に起こった問題をどのように考え解決したのかという部分をチェックされるので覚えておきましょう。
周囲と協力して達成できる力を持つ人
BCGではクライアントとの緊密な関係を築き、問題の解決案を一緒に考え、実行することを大事としています。
面接では難関校出身で知識や思考力があるというアピールではなく、人間力が高く問題解決のプロセスを周囲と協力して達成できることを主張しましょう。
漠然としたイメージを伝えるのではなく、具体的なエピソードと一緒に説明をすると説得力が高まります。
向上思考のある人
BCGでは向上思考のある人材を大切にしています。
理由は深い洞察力と周囲と協力して達成できる力の両方を、初めから兼ね備えている人はほとんどいないからです。
仕事を通しながら多くの経験を積んでいき、何事にも物怖じせず、自分の課題に真摯に向き合っていく姿勢が重要です。
ボストンコンサルティングの転職におすすめな転職エージェント3選!
2022年最新のBCGの転職におすすめな転職エージェントを以下にまとめました。
簡単に登録することができ、求人情報をいち早く確認できるので活用しましょう。
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ボストンコンサルティンググループへの転職成功のコツを、以下に3つまとめました。
コツを押さえて内定をゲットしましょう。
転職成功のコツ① 適性検査SPIで9割以上の点を取ること
中途採用ではこれまでの仕事経験や人間性に加え能力やセンス、思考などが会社と合っているかを見極めることが重要です。
BCGの中途採用ではSPIをクリアできた人から面接へと進むので、まずはSPIを必ずパスしましょう。
転職成功のコツ② BCGが求める人材に自身を近づけること
洞察力や協調性に加え、論理的思考能力、問題提起力、問題解決力も高く求められ、戦略コンサルでも必要となる能力です。
これまでの経験で能力を身につけていない人は、意識的に能力を身につけられるよう経験を積みましょう。
転職成功のコツ③ スムーズな会話ができるレベルの英語力
外資系コンサルティングファームでは英語力は必須です。
必ず英語を話すセクションに配属されるとは限りませんがクライアントが日本人ではない場合も多いので、英語が話せると仕事の可能性が高くなります。
自分の英語力に自信がない人は今からでも、勉強をスタートさせましょう。
まとめ|ボストンコンサルティングは激務ではあるがやりがいの大きい仕事
ボストンコンサルティングの仕事は激務であるという、マイナスなイメージを持つ人が多いですが、難しい仕事を経験させてもらえる可能性は高いです。
難しい仕事でも真摯に課題と向き合い、足りない力を補いながらチームで協力していく経験は必ず自分の力になります。
身につけた力はいずれやりがいへと変わっていき、更なるスキルアップへと繋がります。
キャリアアップでコンサル業界への転職を考えている人は、ぜひボストンコンサルティンググループに応募しましょう。