シンガポールへの就職または移住を検討しようとしたとき、
「所得税が安い国はどこ?税金の安い国(タックスヘイブン)は?」
この記事では、そんな悩みを抱えている方に向けて、所得税が安い国や税金の安い国つまりタックスヘイブンまで解説します。
最後まで読むことで、海外移住で節税することができ、お金を貯めることができるでしょう。
という方へ
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[su_image_carousel source=”media: 2186,2187,2188,2189,2190,2191″ crop=”1:1″ align=”center”]所得税が安い国
海外就職や移住を考える時、所得税の安い国を選ぶ人もたくさんいます。なぜなら、日本と同じ給料を得ても、所得税が低いと手取りが多くなるためです。
例えば、アジアではシンガポールやマレーシア、香港などは所得税が低い国として知られています。海外就職先に悩んでいる方は所得税の面も参考にすると、就職や移住後の生活で経済的に楽になる可能性があります。
税金の安い国(タックスヘイブン)の真実
税金の安い国や地域のことをタックスヘイブンと呼びます。タックスヘイブンでは所得税や住民税、相続税がないか、非常に低税率です。
税金を抑えてタックスヘイブンとなる政府があるのは、海外から富裕層や企業を誘致し、自国の経済を活発化させるためです。
例えば、シンガポールでは住民税や相続税、贈与税がありません。法人税も低いため多数の外資系企業が参入し、いまや東南アジアの中心となりました。
一方で、タックスヘイブンの国ではビザが取りにくかったり、生活費が日本に住むより高くなったりする可能性があるので、十分な情報収集が必要でしょう。
タックスヘイブンで就職や移住をすると、税制面でのメリットが受けられます。
税金がない国はある?
給料明細を見るとき「こんなに税金が取られるのか。」と誰もが1度は思ったことがあるでしょう。しかし、驚くべきことに世界には税金のない国が存在します。
そこで、税金のない国について解説します。
ナウル共和国は税金がない
ナウル共和国には税金がありません。なぜなら、リン鉱石の発掘によって国が莫大な収益を得たためです。
例えば、税金はもちろん、教育費や水道、光熱費も国が負担しています。しかし、近年、リン鉱石が枯渇しており、国の経済を保つのが難しい状況です。
ナウル共和国は鉱業のおかげで国が豊かになり、税金もなく国民に利益を還元しましたが、現在は資源が枯渇し崩壊が進んでいます。
ドバイは税金がない
ドバイにはほとんど税金がありません。
これは、ドバイが所属するアラブ首長国連邦の王族が、石油で得た国の収益を国民に還元しているためです。
例えば、所得税や法人税、不動産税に加え、教育費や医療費も無料になっています。所得税がないので、給料がそのまま手取りとなり、ドバイで就職すると可処分所得が多くなるでしょう。
一方で2018年に付加価値勢(VET)が導入され、ドバイには税金がないとは言えなくなりました。
まだまだ税制度全体で見るとドバイの税金は非常に低いため、海外就職や移住先としては魅力的な国と言えます。
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サウジアラビアは5%の付加価値税を導入
サウジアラビアはドバイ同様、税金のないタックスヘイブンでしたが、2018年に5%の付加価値税(VET)を導入しました。なぜなら、国の収入であった原油価格が2014年以降下落したためです。
例えば、サウジアラビアで付加価値税は、医療や教育に関するものを除いた全ての商品やサービスに課せられます。
さらに、2020年には新型コロナウイルスの影響で原油価格が低迷したことと、医療費の負担が増加したことを理由に、付加価値勢が15%に引き上げられました。
税金のない国では世界状況によって、国民に税金の負担を強いる場合があります。
消費税がない国のデメリット
所得税がないことはメリットだけではありません。
そこで、消費税がないことで起こりうるデメリットも解説します。
給与水準が低い
消費税がない国のデメリットは、社会福祉が整っていない場合や、給与水準が低い場合があることです。
なぜなら、消費税の高い国は、医療費や教育費が無料の国も多く、給与水準も高くなっているためです。
例えば、消費税が世界1高い国のハンガリーは義務教育費や公的医療費が無料で、世界年収ランキングも4位になっています。
消費税は生活に直結する税金なので、低税率のほうが経済的に余裕は生まれますが、医療や教育などの社会福祉の面ではサポートが整っていない場合もあります。
海外移住に関して税金でよくある質問
海外移住を考えるとき、税金に関してさまざまな疑問が浮かんでくるでしょう。
そこで、海外移住に関して、税金でよくある質問について解説します。
シンガポールの税金はいくらくらい?
シンガポールはアジアの中でも税金が低い国として知られています。なぜなら、シンガポールでは住民税や相続税、贈与税がなく、所得税も少ないためです。
例えば、所得税の最大累進課税率は日本では44%、シンガポールでは22%となっています。さらに、消費税も7%と日本より低い税率です。
シンガポールで働いたり、生活したりする場合、支払う税金額は日本よりも低いと言えます。
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マレーシアの税金は安い?
マレーシアの税金は日本に比べると安いです。なぜなら、マレーシアはシンガポール同様、住民税や相続税、贈与税がなく、所得税が低くなっているためです。
例えば、マレーシアの所得税の最大累進課税率は30%となっており、日本と同じ給料を得ても手取りは多くなります。
また、マレーシアの消費税は2018年に廃止されています。このように、マレーシアの税金は日本よりも低税率です。
そもそも日本は税金が高い?
日本の税金は世界各国と比べると必ずしも高いとは言えません。なぜなら、ヨーロッパにはより税金が高い国もあるためです。
例えば、2019年財務省の国際比較データによると、日本の消費税は韓国、インドネシアと並んで19番目に高い国になっています。
日本の税率は世界に比べると安いわけではありませんが、非常に高くもなく、平均的な税金と言えます。
まとめ|海外には税金のない国もあり節税できる
税金のない国で生活したり、働いたりすると節税でき、手取りも多くなります。
海外就職や移住先を決定するときは、働きやすさやビザの取りやすさに加えて税金の少ない国も考慮してみてください。