「なぜオンライン英会話スクールにはフィリピン人講師が多い?」
こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、オンライン英会話スクールにフィリピン人講師が多く在籍している理由を解説します。
また、フィリピンの英語教育事情、フィリピン人講師のメリット・デメリット、ネイティブ講師のメリット・デメリットも解説しています。
なぜ、オンライン英会話スクールにはフィリピン人講師が多いのか?
オンライン英会話スクールにフィリピン人講師が多く在籍している理由は以下の3つです。
給料が安くて済むから
民間調査会社Picodiが実施した「Average wages : in which country people earn the most?」によると、フィリピンの平均年収は15,200ペソ(約37,300円)でした。
そのため、日本人向けのオンライン英会話スクールでも、働くフィリピン人講師の給与はフィリピンで働くのと同じぐらい安いのです。
また、オンライン英会話スクールは通学制に比べて、受講料が安く設定されています。
人件費が安く済むフィリピン人講師を雇えば安い受講料でも利益が出るので、オンライン英会話スクールではフィリピン人を多く採用しているのです。
英語を話せる人の割合が多い
フィリピンは数多くの島が集合してできている国なので、公用語であるフィリピン語以外にも100種類以上の言語があると言われています。
そのため、意思疎通のために英語を使用することが多いのです。
また、EFが実施した「世界最大の英語能力指数 ランキング」でフィリピンは世界ランキングで111カ国中22位、アジアでは2位にランクインしています。
フィリピンは世界的に見ても高い英語力を持っている人が多い国なのです。
フィリピン人はビジネス英語が堪能
アメリカのGlobal EnglishがBEI(ビジネス英語指数)を調査したところ、フィリピンはビジネス英語能力が高い国であることがわかりました。
つまり、ノンネイティブにもかかわらず、フィリピン人はビジネスシーンで求められるレベルの英語力を持っているのです。
そのため、英会話講師としての需要も高く、フィリピン人講師を雇っているスクールが多いのです。
参考:Weblio学校向けオンライン英会話「ビジネス英会話力の世界一はフィリピン人という事実」
なぜフィリピン人は英語が話せるのか?フィリピンの英語教育事情を解説!
なぜ、英語を上手に話せる人が多いのか、フィリピンの英語教育事情を解説します。
フィリピン人はいつから英語を学びはじめる?
多くのフィリピン人は小学校から大学卒業まで、英語教育を受けます。
また、国語と歴史以外の授業をすべて英語で受けるので、子供のころから多くの英語を聞いています。
そのため、英会話のテンポやイントネーションも慣れるのも速く、大学卒業までにはほとんどの人が英語を話せるようになっているのです。
フィリピンの第二母国語は?
1987年に憲法でタガログ語をベースにしたフィリピン語が共通言語として採択されました。
そのため、フィリピンでは国語としてフィリピン語(タガログ語)、公用語として英語が使われるようになったのです。
また、英語は1974年に植民地支配が終わった際に公用語として認められ、英語とフィリピン語の併用教育政策により国民のほとんどが両方の言語を話せるようになりました。
フィリピンの就職事情も英語学習に影響している
多くのフィリピン人が英語学習に積極的です。
フィリピンでは英語が話せる=仕事の幅が広がると考えられているからです。
そのため、英語が堪能であれば英語講師やコールセンター、IT系の職種など高い給与の仕事に就けます。
また、英語が話せると海外に出稼ぎすることも可能になるので、英語習得に力を入れる人が増えるのです。
フィリピン人講師から英会話レッスンを受けるメリット
フィリピン人講師から英会話レッスンを受けるメリットは以下のとおりです。
メリット①言語学習への理解がある
フィリピンでは第二言語として子供のころから英語を学んでいます。
そのため、初心者が英語学習でつまずきやすいポイントや疑問など、英語を学ぶ人の思いを理解している人が多いです。
また、自身の経験に基づいて英語を上達させるコツや的確なアドバイスをくれるのでネイティブ講師ではなく、あえてフィリピン人講師を選ぶ受講生もいます。
メリット②わかりやすい英語を話してくれる
フィリピン人の英語はネイティブのように早いスピードで話したり、単語と単語の間を繋げて発音することはありません。
そのため、日本人でも聞き取りやすく、わかりやすい英語なのです。
また、スラング言葉を頻繁に使うこともないので、英語を学びはじめる人に最適の講師といえます。
メリット③英会話教室の受講料が安い
フィリピン人講師のレッスン受講料は、かなり安く設定されていることが多いです。
フィリピンの物価や人件費が安く、その分受講料の金額を抑えられるからです。
また、フィリピン人が英語圏のネイティブではないことも、価格が安く設定されている理由として考えられます。
低価格だと毎日レッスンを選んだり、レッスン回数を増やせるので長期的に英語を学びたい人やたくさんレッスンを受けたい人におすすめです。
メリット④フレンドリーな先生が多い
フィリピン人講師は明るく、陽気でフレンドリーな人が多いです。
フィリピン人では家族や親戚、近所のコミュニティーなどを大切にしている人が多く、知らない人とコミュニケーションを取ることに慣れているからです。
そのため、フィリピン人講師なら英会話で緊張してしまう人でもリラックスでき、楽しみながら英語を学べます。
レッスン後に不満が出る可能性がある!?フィリピン人講師のデメリット
フィリピン人講師のデメリットは以下のとおりです。
フィリピン人の特徴やデメリットを知らないと、イメージしているレッスンと大きく違うなど不満が出る可能性もあるので、よく理解しておきましょう。
デメリット①英語に訛りがある
フィリピン人講師の中には、英語の発音に訛りがある人もいます。
フィリピンの公用語に英語が採用されていますが第一言語はフィリピン語で、英語は第二言語だからです。
そのため、人によっては癖や訛りがある英語になってしまうのです。
ただ、英会話スクールの採用で発音のチェックも実施されているので、ネイティブの発音と差がないフィリピン人講師も在籍しています。
デメリット②ネット回線が不安定
フィリピンのネット回線は日本ほど安定していません。
そのため、レッスンを受けている途中にネット回線が急に遅くなってしまったり、繋がらなくなることが起こるのです。
また、フィリピンでは頻繁に停電が起こるので、レッスン中に停電してしまう可能性もあります。
参考:EGUCHI HOLDINGS GROUP 【フィリピン太陽光コラム】電力事情 停電編
デメリット③英語の細かいニュアンスを理解していない
フィリピン人講師はネイティブではないので、英単語やイディオムなどの細かいニュアンスを説明できない場合があります。
そのため、質問しても「似ている」「同じ」などの回答のみで、ニュアンスの違いを教えてもらえない可能性があるのです。
また、英語圏への滞在や留学経験がないフィリピン人講師などは、どのような状況で使われる単語なのか理解していないこともあります。
事前に講師プロフィールを確認できる場合は、講師歴や海外在住の経験があるかなども参考にしましょう。
デメリット④個人契約など正規の講師ではない場合がある
オンライン英会話スクールによっては、フィリピン人講師を個人契約で雇っています。
そのため、適切な教育指導を受けていない講師が在籍している可能性があるのです。
また、正規講師でない場合、継続して受講してた講師が突然辞めていたり、いい加減なレッスンをする講師に出会うこともあります。
オンライン英会話スクールを選ぶ際は、適正な採用基準で講師を雇っているか、定期的に講師の教育指導がされているか確認しましょう。
ネイティブ講師から英会話レッスンを受けるメリット
ネイティブ講師から英会話レッスンを受けるメリットは以下のとおりです。
メリット①ネイティブ特有のフレーズを学べる
ネイティブ講師の英会話レッスンを受けると、テキストには載っていないネイティブ特有のフレーズや言い回しなどを学べます。
また、細かなニュアンスの違いや使われるシーンなども、複数の例を用いて説明してくれるので理解を深められます。
自然な英語表現や生きた英語を学びたい人には、ネイティブ講師は最適といえます。
メリット②綺麗な英語に触れられる
ネイティブ講師のレッスンではナチュラルなアクセントや正しい発音など、綺麗な英語に触れられます。
そのため、ノンネイティブ特有の癖や訛りなどが残りにくく、自然な英会話を身につけられるのです。
また、英語には単語と単語の音を繋げるリンキングがありますが、ネイティブ講師のレッスンを受ければ、リンキングも自然に習得できます。
メリット③英語圏の文化や風習も知れる
ネイティブ講師は英語圏の文化や風習などを熟知しています。
そのため、留学や移住前に知っておきたい情報などを質問することも可能です。
また、英語圏には考えや意見をはっきり主張する人が多いので、ネイティブ特有の接し方や国民性などの違いをレッスンをとおして体験できます。
メリット④ネイティブの英会話スピードに慣れる
高い英語力を身につけるためには、ネイティブ講師の英会話スピードに慣れる必要があります。
ネイティブ講師の会話スピードは、実際に海外にいる時と変わらない速さだからです。
そのため、レッスンを受けることでリアルな英会話スピードに慣れることができます。
英会話初心者には難しい!?ネイティブ講師のデメリット
ネイティブ講師には以下のようなデメリットがあります。
オンライン英会話で挫折、退会する人の理由でもあるので、参考にしましょう。
デメリット①英会話スピードが速い
ネイティブの英会話スピードは非常に速いです。
そのため、英会話に慣れていない人は聞き取ることができず、コミュニケーションが取れません。
また、英語には単語を繋げる(リンキング)や発音しない音(ディダクション)があるので、ネイティブの英語に慣れていない人は単語も聞き取れない場合があります。
聞き返すことができれば問題ありませんが、何も言えない状態だとレッスンが無駄になってしまうので注意が必要です。
デメリット②初心者の英語を理解してもらえない場合がある
オンライン英会話スクールに在籍している講師は英会話のプロですが、講師によっては初心者の英語が理解できない人もいます。
初心者の英語は単語と単語を繋げただけの場合が多く、文脈がないので外国人にとっては非常にわかりづらいのです。
そのため、一生懸命伝えたいことを話しても、理解してもらえない場合があります。
デメリット③ネイティブだけ受講料が高い
オンライン英会話スクールによっては、ネイティブ講師だけ受講料が高く設定されています。
ネイティブ講師はフィリピン人講師よりも人件費が高いからです。
そのため、フィリピン人講師のレッスンより、2倍近く受講料が高くなってしまいます。
また、ネイティブ講師のレッスンを希望する受講生も多いので、高い受講料を払ってネイティブ講師のコースを選択しても、レッスン予約ができない場合もあります。
レアジョブ英会話がフィリピン人講師を強みにしている理由
レアジョブ英会話にはフィリピン人講師しか在籍していません。
レアジョブ英会話がフィリピン人講師を強みにしている理由は以下の4つです。
レアジョブ英会話の特徴や累計会員数
レアジョブ英会話では目的に合わせた以下の3つのコースが用意されており、カリキュラムも自由に選択可能です。
コース | 特徴 |
日常英会話コース |
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ビジネス英会話コース |
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中学・高校生コース |
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累計会員数は100万人以上で口コミ評価も高く、法人導入では3,400社以上の実績があり、多くの教育機関からも選ばれています。
また、レアジョブグループには小学生以下の子供専用オンライン英会話「リップルキッズパーク」もあるので、0歳からでも英語を学べる環境が整っています。
フィリピン人講師も徹底した講師育成を受けている
レアジョブ英会話には6,000名以上のフィリピン人講師が在籍しており、厳しい審査を通過した講師のみ採用しています。
また、英語教授法TESOLに基づいた研修をしているので、徹底した講師教育を実施しています。
そのため、講師の質に差がなく、低価格で質の高いレッスンを受けられるのです。
フィリピン人の特徴や国民性が日本人に適している
フィリピン人は相手への敬意を重んじる文化があります。
そのため、日本人の文化と似た特徴があり、親しみやすさから英会話講師として多く採用されているのです。
また、明るく親切な人が多いので、ホスピタリティの高さも日本人に適しているといえます。
講師プロフィールからどんな英語を話すのか確認できる
レアジョブ英会話では講師検索から講師歴や卒業大学、音声収録された講師プロフィールなどで講師がどんな英語を話すのか確認できます。
事前に話すスピードや英語の訛りなどを確認できるので、講師選びの失敗がありません。
また、フィリピン国内トップのフィリピン大学卒業の講師を検索することも可能です。
オンライン英会話にはフィリピン人が多い理由のまとめ
オンライン英会話スクールにフィリピン人講師が多く在籍している理由を解説しました。
フィリピン人は世界的にも高い英語力を持っているので、英会話講師としても活躍している人が多いです。
ただ、英語の訛りやネット回線の不安定さなどで、満足のいくレッスンを受けられない可能性もあります。
フィリピン人講師のメリット・デメリットをしっかり確認し、自分に合う講師を見つけましょう。