海外転職を目指す人の中には
こんな疑問を抱えている人もいるでしょう。
この記事では海外転職の面接に関して、日本との違いやよくある質問を詳しく紹介しています。
一読することで、海外転職の面接を成功させるコツを理解することもできるでしょう。
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海外の面接攻略!日本とアメリカの面接は質問内容に違いがある
海外転職を目指すとき、面接対策は非常に重要です。
海外の面接は日本とは異なる点があるので注意しましょう。
そこで、日本とアメリカの面接における質問内容の違いにについて解説します。
アメリカは日本よりも具体的な事例に対する質問が多い
アメリカの面接では日本と違って、具体的な事例に対する質問が多くなります。なぜなら、実際に仕事を始めた際に、状況に応じてどう対処できるかを知りたいためです。
例えば、日本では学生時代に力を入れたことやリーダーシップを取った経験の有無などを質問します。
しかし、アメリカではあなたがミスをした時の対処法や同僚や上司がミスした場合の対応など、仕事中に起こるより具体的な例に沿った質問をされます。
日本のように抽象的な質問をされないアメリカでは、具体例に沿って自分の経験や印象をアピールすることが大切です。
アメリカは実力主義!能力とスキルが重要
アメリカは実力主義なので、面接でも能力とスキルを重点的に質問されます。なぜなら、アメリカの企業は即戦力であることと、企業にどのような利益をもたらす人材であるかを知りたいためです。
例えば、日本では人柄に関する質問が多く、上司とうまくコミュニケーションを取れるかが重視されます。
しかし、アメリカでは能力やスキルさえあれば人柄は二の次であり、面接でも今までの実績や実力を質問します。
さらに、日本では学歴を重視する会社もたくさんありますが、アメリカでは学歴よりも職歴や経験を重視しています。
アメリカは実力主義で企業は即戦力を求めていることを念頭に置き、アピールできる能力とスキルを回答できる準備をしておきましょう。
ポテンシャル採用はほぼない!特定のポジションを募集する
海外では日本のようなポテンシャル採用はほぼありません。なぜなら、海外転職では特定のポジションを募集し、採用するジョブ型雇用が一般的であるためです。
例えば、日本では年功序列で役職が上がっていく会社も未だ多いですが、アメリカでは中途採用でもアシスタントやエリアマネージャー、マネージャーなど、ポジションごとに募集します。
海外転職でポテンシャル採用はほぼないので、自分の経験や能力に見合った仕事に応募することも大切です。
面接時間は短くマナーも重要視されない
アメリカでは面接時間が短く、マナーも重要視されていません。なぜなら、アメリカでは面接官が事前に履歴書を読み込んでいることが多く、マナーよりも能力やスキルを重視しているためです。
例えば、日本では人柄を判断するためにマナーに注目したり、たくさんの質問を投げかけたりします。
しかし、アメリカではマナーが完璧でなくてもあまり気にせず、実力やスキルを簡潔に質問します。
日本では30分〜1時間ほどかかる面接も、アメリカなら15分程度で面接を終了する場合が多いと言えます。
海外面接でも服装はスーツがおすすめ
海外面接でも服装はスーツがおすすめですが、リクルートスーツを着用する必要はありません。
なぜなら、海外ではビジネススーツをしっかり着こなしていれば、スーツの色はあまり重視されないためです。
例えば、黒や紺にこだわりすぎず、自分に合う色のスーツやネクタイを選ぶと良いでしょう。
顔色がよく見える色を選ぶことで、面接官への印象もより良くなります。
日本に比べると比較的服装の自由度は高いですが、見た目も好印象になるよう準備する必要があります。
面接官は当然英語!英語力もチェックされる
海外転職の場合、面接はもちろん英語で行われ、英語力も採用結果を左右する要素の1つになります。
なぜなら、応募者が入社後、業務をこなし、企業に利益をもたらすだけの英語力があるか判断されるためです。
例えば、応募するポジションや仕事内容によって求められる英語力は異なります。
社内でのコミュニケーションのみでよければ、意思疎通できる程度の英語力を持っているかをチェックされます。
または、クライアントとのやりとりが業務に含まれている場合、ビジネスマナーを意識した英語を使えているか見られるでしょう。
語学力に自信のない方は、予想できる質問は事前に回答例を調べて練習し、入念に準備してください。
英語面接が初めてでも安心!海外企業の面接でよくある質問と回答例
英語面接でも日本語同様、よく聞かれる質問があります。
回答例を参考に自分の経験や応募する仕事に合わせて回答する練習をしておくと良いでしょう。
そこで、海外企業の面接でよくある質問と回答例について解説します。
ただし、回答例は一例なので、自分の経験やスキル、応募するポジションに合わせて文章を変えてください。
あなたの経歴について教えてください
Tell me about yourself.(あなたの経歴について教えてください。)は面接で必ずと言って良いほど聞かれる質問です。
企業はあなたの職歴や実績について知りたいので、ただ自己紹介するのではなく、応募するポジションに絡めた回答を用意すると良いでしょう。
回答例:I have X years experience working in this industry. I enjoy solving problems and providing value for our clients. I have done so with 20+ clients in my previous role. I believe I would be able to contribute to your company straight away.
(私はX年この業界で働いてきました。問題解決や価値を顧客に提供する仕事にやりがいを感じています。前職では問題解決や価値提供をすることで、20人以上もの顧客に貢献してきました。この経験から、御社にすぐにでも貢献できると思います。)
わが社への志望理由を教えてください
Why do you want to work for this company?(わが社への志望理由を教えてください。)
日本同様、志望理由は必ず聞かれます。
一言で終わらず、事前に応募企業について調べた情報を元に理由を述べましょう。
回答例:I believe I am well suited because the values you hold as a company about caring for the customers is also something I am passionate about.
(私は御社で働くのに最適な人材だと思います。なぜなら、御社が掲げる顧客を大事にする企業理念に共感できるためです。)
あなたを雇うことでわが社にどのような利点がありますか
What is our benefit to hire you? Why should we hire you?(あなたを雇うことでわが社にどのような利点がありますか。)
この質問では謙虚にならず、可能な限り自分の経験やスキルをアピールしてください。
謙虚になりすぎると自信がないように聞こえ、ネガティブな印象を与えてしまいます。
回答例:I am great at interacting with clients and confident that I would be able to bring in additional customers for your business.
(顧客と関係を築くことが得意で、御社で新規顧客を開拓したいと思っています。)
あなたの強みや弱みは何ですか
What are your strengths and weaknesses?(あなたの強みや弱みは何ですか。)
この質問でも自分の強みや弱みが応募する仕事に利益をもたらすことをアピールできる良いでしょう。
また、短所はただ言及するだけでなく、その点をどう補っているかも付け加えることがおすすめです。
回答例:I can go the extra mile for our clients to make sure their needs are satisfied which can be both a strength and weak point as sometimes I don’t know when to stop.
(顧客に満足してもらうためならどんな努力も惜しみません。しかし、時々どこで止まれば良いか分からなくなることもあるので、この点は私の長所であり、短所とも言えます。)
給与はいくらを望みますか
What are your salary expectations?(給料はいくらを望みますか?)
英語面接で給料の質問をされることは珍しくありません。
しかし、自分から給料の話を持ち出すことは避けましょう。
また、日本基準の給料を希望するのではなく、その国や業界の相場を事前に調べておくことも大切です。
回答例:With my experience and skills, I would expect in the range of X and Y.
(私の経験と能力を考慮すると、X~Yは期待したいです。)
就業開始後1ヶ月目・2ヶ月目・3ヶ月目までに何をしますか
What would you do in the first, second and third month?(就業開始後1ヶ月目・2ヶ月目・3ヶ月目までに何をしますか。)という質問は応募するポジションに応じて具体的に答えるようにしましょう。
この質問では事前に資料を用意することがおすすめです。
なぜなら、それぞれの過程に対して言及する必要があり、回答が長くなるためです。
順序立てて分かりやすく回答することを意識してください。
回答例:I would like to understand your company, product/service, the team and my role in the first month. Then I would be able to evaluate the progress and find how best to allocate for optimization in the second month. Finally, I could optimize my role based on the outcomes in the previous month.
(1ヶ月目は会社や商品/サービス、チーム、自分の役職について理解することに努めます。そして、2ヶ月目には進歩を評価し、どうすれば業務を最適化するかを見つけたいです。最後に、3ヶ月目には先月の結果を元に、業務に効率良く取り組みます。)
どうして海外転職をしたいのですか
Why are you interested in working abroad/in this country?(どうして海外転職、またはこの国で働きたいのですか。)
この質問は海外就職する際には聞かれる可能性が高いと言えます。
したがって、転職したい職業が希望就職先の国のマーケットではどのように展開されているか事前に調べておきましょう。
回答例:I am interested in working in this country because I visited here before. I was impressed by how people are friendly. I found this country is developing in the market after my visit and to know that made me want to grow up with the country and the company.
(この国に訪れたことがあるので、ここで働くことに興味を持ちました。親切な国民性に愛着を感じています。この国の訪問の後、この国のマーケットに可能性を感じたことで、国や会社と成長していきたいと思うようになりました。)
あなたの今後のキャリアプランを教えてください
What are your career plans in the future?(あなたの今後のキャリアプランを教えてください。)
キャリアプランについての質問は会社に長く貢献してくれる人材であるかを見極められます。
あなたのキャリアプランと会社の方針が合っていると有利になるので、一貫性を持った回答を準備しておくことがおすすめです。
回答例:I would like to continue improving my skills and move into a management role in the future. Also, I want to be known as a global business person to work in a multicultural job environment.
(スキルを磨き、将来的にはマネジメントに関わる仕事がしたいです。また、国際色豊かな環境で、グローバル人材になりたいと思っています。)
どのようなチームで働きたいですか
What kind of team do you want to work in?(どのようなチームで働きたいですか。)
チームに関する質問では、現在応募先企業で構成されているチームであなたがどのような立場を取れるかを測られます。
ただ希望を述べるだけでなく、自分自身もチームに貢献できることをアピールできると良いでしょう。
回答例:I would like to join a professional, passionate and respectful team. I love learning something new from various people, even from a lower position. That will be great if all the team members can improve and be motivated together.
(プロフェッショナルで情熱を持ち、お互いに尊敬し合うチームと働くことを希望します。私は役職に関わらず、さまざまな人から新しいことを学びたいと思っています。チーム全体で成長し、モチベーションを上げていけると素晴らしいと思います。)
最後に質問はありますか
Do you have any questions?(最後に質問はありますか。)
質問は面接の最後で必ず聞かれるので、事前に質問を用意しておきましょう。
しかし、WEB上で調べられることや、面接中に説明されたことに関しての質問は避けたほうが良いと言えます。
面接は実際に応募先企業で働く方と話せる貴重な機会なので、条件ではなく人間関係や今後の仕事の可能性などを聞くことがおすすめです。
回答例:What kind of person would you like to work with?(どんな人ならこの会社で一緒に働きたいと思いますか。)
How do you describe a relationship with co-workers?(同僚との関係はいかがですか。)
What is a possible career path in this position?(このポジションで可能性のある今後のキャリアパスについて教えてください。)
英語の面接はスモールトークでは自分の価値観を話せることが大切
英語面接では質問の回答に加えて、スモールトークの対応も人柄や価値観を知る材料になります。
面接におけるスモールトークはただの挨拶ではないので入念に準備することが大切です。
それでは、英語面接のスモールトークについて解説します。
まずは会話を楽しむことが大切
スモールトークでは会話を楽しむことが大切です。
なぜなら、スモールトークでコミュニケーション能力をアピールできるためです。
例えば、Yes/Noだけでなく文章で答えられると会話が広がりやすくなります。
また、最後に面接官にもHow/What about you?と聞くことで、より場が和みやすくなるでしょう。
スモールトークはコミュニケーション能力をアピールできる機会ではありますが、緊張しすぎず会話を楽しんでください。
自分の人柄を伝えられるようにする
スモールトークでは自分の人柄を伝えられるようにしましょう。
これは、面接の質問ではあまり人柄については触れられず、人柄をアピールするにはスモールトークが最適であるためです。
例えば、社風に合うか、チームに馴染めるかなどは英語面接ではあまり考慮されません。
しかし、他の応募者があなたと同程度のスキルや経験を持っていた場合、一緒に働きたいと思ってもらえることが採用結果にを左右する可能性もあります。
爽やかさや話していて楽しいなど、スモールトークを通して面接官にポジティブな印象を与えられると良いでしょう。
日系企業の面接で海外転職や海外勤務を成功させるためのアピールすべき点
日系企業に就職し、将来海外で働きたい場合、面接で事前にアピールしておくことも大切です。
そこで、日系企業の面接で海外転職や海外勤務を成功させるためのアピールすべき点について解説します。
海外における企業のマーケティング戦略を理解しておく
日系企業で面接を受ける場合、海外における企業のマーケティング戦略を理解しておくことが必要です。
なぜなら、マーケティング戦略を知らなければ的外れの回答をする可能性があるためです。
例えば、旅行会社ならターゲット顧客が現地人か在住日本人かでアピールする点が異なります。
顧客が現地人であれば、対象地域の知識はもちろん、英語力やコミュニケーション能力をアピールできると有利になります。
対して、ターゲット顧客が日本人の場合は、日本の接客マナーを身に付けていることがアピールポイントとなるでしょう。
海外における企業のマーケティング戦略を理解していることで、企業にとってメリットになる人材であることを正しくアピールできます。
面接で海外に興味があるかと聞かれたらチャンス
面接で海外に興味があるか聞かれたらチャンスなので、理由や熱意を伝えると良いでしょう。
なぜなら、入社前から海外勤務したい意思を企業に知ってもらえるためです。
例えば、日本だけでなく製品やサービスを世界に広めたい、グローバル感覚を身につけ企業に貢献したいなど、明確な理由や意思を伝えることが大切です。
また、入社後は海外勤務に耐えられる精神力や実力をアピールできると海外勤務できる可能性が高まります。
面接から海外で働きたい理由や熱意を伝え、入社前から少しでも海外勤務に繋がるようアピールすることがおすすめです。
面接では英語で話してと言われることもある
日系企業でも英語で話してと言われることもあるので、入念に準備しておきましょう。
なぜなら、面接時点で語学力をアピールできると、海外勤務できる人材として認識してもらえるためです。
例えば、ネイティブレベルは必要ありませんが、ビジネスレベル程度、自分の経歴を話したり、文章での受け答えができたりすると有利になるでしょう。
海外勤務を希望するなら、日系企業の面接でも英語の回答例を参考に自分の回答を準備しておくと安心です。
まとめ|海外転職の面接は実績とスキルのアピールが大切
海外転職の面接は人柄よりも実績とスキルのアピールが大切です。
英語は練習すれば必ず身につくので、面接質問や回答例を入念に調べ、可能な限り準備しましょう。