こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、30代で外資系企業に転職する際のメリットや注意点について解説しています。
最後まで読むことで、30代の外資系転職で求められていることが何なのかイメージできるでしょう。
英語ができない場合の対策も参考にして、30代の外資系転職を成功させましょう。
外資系の転職は30代まで?未経験でも採用される?
転職市場では、たびたび「35歳転職限界説」が唱えられています。
しかし、それは終身雇用が前提の日系企業によくある傾向で、必ずしも外資系転職市場にも当てはまるわけではありません。
外資系の転職に年齢制限はない!
結論を言うと、外資系企業への転職に年齢制限はありません。
20代や30代の若手~中堅社員はもちろん、40代50代のベテランも転職可能です。
外資系企業は、マネージャーや経営者等の重要なポジションを外部から雇うケースが多く、求人の数も多いのが特徴です。
「35歳転職限界説」にも当てはまらないため、30代の転職活動で外資系を狙うのは効率的だと言えます。
過去の実績次第では業界未経験でも転職可能
外資系企業で求められるのは、即戦力となる人材です。
しかし、過去の実績次第では業務未経験でも転職することができます。
未経験でも採用されやすい人や業界の特徴として、次の条件が挙げられます。
- 業界違いで同じ職種に就く(例:医療系マーケからメーカーのマーケ)
- 常に人材を募集している製薬業界のMR
- 社会人としてのスキルが求められるコンサル業界
- 知識よりも「人に好かれる力」が求められる保険業界
- TOEIC800点以上の実力がある場合
特に市場が拡大し続けている製薬会社は、人材確保のために未経験者を雇う頻度も増えています。
四年制大学卒など、ある程度学歴のある人であれば採用される確率は高いと言えるでしょう。
第二新卒でも転職は可能
外資系企業には、第二新卒でも転職可能です。
ただし、高い英語力や実務レベルのOAスキル、ある程度業界に対する専門性がある人でないと、入社は難しいでしょう。
第二新卒で外資系企業に挑戦する場合は、未経験歓迎の求人を狙うか、第二新卒向けの合同説明会やエージェントを活用してください。
外資系企業の定年は?コンサルは何歳まで?
外資系企業の定年は、日系企業と同じ65歳です。
いくら海外に資本を置くとしても、日本の支社である以上、日本の法律に従う必要があるためです。
社員の在籍期間が短いと言われる外資系コンサルや外資系金融も、60歳以上を定年としています。
しかし、外資系企業には次の特徴があるため、定年まで勤めるケースは稀です。
- 終身雇用制度がない
- 退職金制度がない
- 成果主義で激務のため体力が持たない
- キャリアアップのために転職は当たり前
- 転職しないことはリスク扱い
転職してよかった!30代で外資系に入社するメリット
外資系は、30代からでも挑戦できます。
30代で外資系企業に転職することで、次の5つのメリットがあります。
高収入・収入アップを目指せる
外資系企業で得られる年収は、日系企業よりも高いと言われています。
とある調査によると、日系企業の平均年収が436万円であるのに対し、外資系企業の平均年収は800万円です。
更に成果主義の外資系では、ベース給の他に成果を反映させたインセンティブが支払われます。
そのため、外資系に転職するだけで高収入・収入アップを目指せる点がメリットです。
勤続年数よりも成果で評価される
外資系企業では、キャリアアップのために転職を繰り返すのが当たり前です。
日系企業のように勤続年数で評価されることは稀で、成果の量やクオリティで昇進や昇給が決められます。
また、残業時間は必ずしも企業に貢献していると見なされるわけではなく、むしろ低評価されるケースもあります。
仕事で高い評価を出しながらも、プライベートを充実させやすい点がメリットと言えるでしょう。
40・50代のキャリアアップに繋がる
外資系企業では、コンスタントに成果を出すことが求められます。
またジョブ型採用が主流で、自分の仕事に対する専門性を深められるため、40代50代のキャリアアップにも繋がります。
今や日系企業であっても、終身雇用制度や退職金制度が不安定で、転職やリストラが当たり前になるのも時間の問題です。
そのため30代の内に外資系でスキルを高めておくことは、40代50代で日系に戻るとしても、選択肢を増やすチャンスになります。
女性でも実力があれば高く評価される
日系企業は、未だに女性社員は昇給・昇格しづらく、重要なポジションに就けないケースも少なくありません。
そのため、高い能力を持つ女性が日系企業で活躍できず、スキルを持て余す傾向にあります。
外資系企業であれば、実力と成果さえ出せば女性でも評価されます。
「性別で仕事を諦めたくない」「女性というだけで評価されないのはおかしい」と考えている人は、外資系企業に挑戦してみてください。
異文化に触れることで視野が広がる
外資系企業には、多国籍の社員が集まります。
そのため、日本にいながら異文化に触れられるメリットがあります。
異文化に触れることで、自分自身の視野が広がり、柔軟な思考ができるようになります。
自分のキャリアや人生を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。
外資系に30代で転職する際に求められること
外資系企業に30代で転職する際に求められる能力についてまとめました。
書類選考や面接を受ける際は、下記の能力があることをアピールするとよいでしょう。
実践的な英語力
外資系企業は、海外のクライアントや外国籍の上司・同僚と接する機会が多くあります。
そのため、TOEIC換算で800点以上の英語力があると有利です。
TOEIC以外には、IELTS等の英語系資格も役立ちます。
そのほか、国際秘書検定等の設問に英語を用いる資格を持っている場合も、英語力の証明になります。
業務に関する高い専門性
外資系企業で求められるのは、業務に関する高い専門性です。
日系企業が「広く浅く」のゼネラリストを求めるのに対し、外資系では「狭く深く」のスペシャリストが求められます。
そのため、外資系への転職を志した段階で、自分の業務に対する理解度を上げるための学習をするとよいでしょう。
ロジカルシンキング力
外資系企業では、ロジカルシンキング力が求められます。
ロジカルシンキングとは、論理的に思考し、物事を分析する力です。
近年ではロジカルシンキング力を向上させるための書籍やセミナーが多数存在します。
ロジカルシンキングは、合理的思考能力や問題解決能力に繋がり、業務効率化にも役立つので身に付けておいて損はないでしょう。
マネジメント経験
30代は中堅社員として、部下を育成したり、まとめたりする能力を求められます。
そのためマネジメント経験がある社員は需要があります。
マネジメント経験をアピールする際は、数字や成果を踏まえて具体的にエピソードを話しましょう。
高い能力があると見なされれば、高い報酬や上位の役職を与えられる可能性があります。
30代で外資系企業に転職する際のリスク・注意点
30代で外資系企業に転職する際に気を付けるべきリスクや注意点についてまとめました。
外資系には終身雇用制度がない
外資系では、スキルアップのために転職を繰り返すことが当たり前です。
そのため日系企業のような終身雇用制度はありません。
30代であっても、3年後5年後には再度転職する可能性があることに留意してください。
転職エージェントや求人サイトを利用して転職する場合は、入社後に退会手続きをせず、アカウントを残しておくことをおすすめします。
リストラや退職勧奨される可能性がある
外資系企業は成果主義です。
そのため、常にリストラや退職勧奨される可能性があることを覚えておきましょう。
また、自分自身の能力が足りていても、企業の都合で部署ごと解体される可能性があります。
会社のルール変更や経営部の人員の変化を常に意識し、リストラの気配を察知したらすぐに行動できるようにするとよいでしょう。
少数精鋭で一人当たりの業務量が多い
外資系企業は、少人数で大きな成果を出すことを望みます。
そのため、一人当たりに割り振られる業務量が多く、激務になる可能性があることを留意してください。
特に繁忙期には、明確に人手が足りていないと実感するシーンも多々あります。
常日頃から業務効率化を図ったり、自身のスキルを高めたりすることが大切です。
英語力が低い社員は低く評価されやすい
外資系企業では、外国人の上司や経営部と接する機会が多々あります。
英語力が低い社員は指示が通りづらく、ローパフォーマーとして低く評価されやすいので注意してください。
ローパフォーマーとみなされないために英語力を磨くだけでなく、自分の意見や成果を主張するための度胸や語彙力を身に付けることが大切です。
「察して」文化や協調性は通用しない
海外には日本のような察して文化や協調する文化はあまり発展していません。
その代わりに、自分の意見や感情をストレートに表現することが大切だとされています。
海外の風潮を汲む外資系企業も例に埋もれず、察して文化や協調性は通用しません。
日系企業とは異なるカルチャーだと意識し、自分の意見をしっかりと伝えることが大切です。
英語ができないけど30代で外資系に転職したい時のコツ・対策
外資系企業に転職したい人の中には、英語力に自信がない人も多いでしょう。
外資系企業で求められるスキルは、英語力だけではありません。
英語以外のスキルで勝負したり、面接対策を施したりすれば、転職に成功できる可能性があります。
英語以外のスキルで勝負する
外資系企業では、英語以外のスキルも求められます。
ロジカルシンキング力やマネジメントスキルなどがあれば、英語力不足を補うことができるでしょう。
英語以外にどのようなスキルが求められるかは、応募する企業や業種によって異なります。
求人票の必須スキル・歓迎スキルの欄を確認しましょう。
ビジネスイングリッシュを覚える
日常会話や雑談のための英語ができない場合は、ビジネスの場でよく使われるフレーズを覚えるだけでも効果があります。
面接やメールで使われる英語には定型文があります。
定型文の意味を覚え、模範解答をあらかじめ練習しておけば、面接時に焦ることはないでしょう。
英語力不問の企業に応募する
東南アジア系の企業など、外資系でも英語力を問わない企業は意外と存在します。
英語力不問の企業に応募すれば、英語を使うことはありません。
また、ポジションによって英語を求められないケースもあるので、求人票をチェックしてみましょう。
外資系に強い転職エージェントを利用する
外資系企業の求人を自力で探したり、一人で面接対策したりするのは難しいです。
そのため、外資系企業に強い転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントには、非公開求人や転職ノウハウがあります。
また、事前にキャリアカウンセリングを実施するエージェントであれば、キャリアの整理や自分の可能性を知ることにも重宝するでしょう。
30代の外資系転職でおすすめのエージェント
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いますぐ無料登録する!30代で外資系に転職するならどの業界職種がおすすめ?
一口で外資系企業と言っても、業界によって特色は異なります。
業界別の勤めやすさについてまとめました。
外資系メーカー企業はホワイト率高め
「激務」だと言われる外資系企業の中でも、メーカー系は比較的ホワイト企業率が高めです。
外資系メーカーには、ジョンソン・エンド・ジョンソンやネスレ日本などが挙げられます。
平均年収は450~600万円で、日系企業の平均年収よりもやや高い程度に留まります。
外資系他業界と比較して年収が低い分、仕事の忙しさや厳しさも控えめです。
外資系IT企業は高収入でホワイト率高め
外資系企業の内、IT系は比較的ホワイトでありながら、高収入です。
有名な外資系IT企業と言えば、グーグルや日本マイクロソフト、アマゾンジャパンなどが挙げられます。
平均年収は600~1,000万円で、30代の内に年収1,000円を超すことも可能です。
IT系は現在急成長しており求人数も多いため、狙いやすい業界だと言えるでしょう。
外資系金融企業とコンサル企業は地獄!
外資系企業の内、コンサル系と金融系は地獄だと言われています。
大手外資系コンサルのマッキンゼー・アンド・カンパニーは、平均残業時間が100時間を超えることもあると言われています。
大手外資系金融のシティグループも、85時間越えの平均残業時間となっています。
その分年収は高く設定されており、700~1,500万円にも登ります。
どの業界職種でも外資は日系よりも高収入
外資系の中で最も年収が伸びづらいメーカーであっても、平均年収は450万円を超えます。
日系企業の平均年収が436万円であることを踏まえれば、外資系であればどの業界でも日系より高収入を目指せると言えるでしょう。
ただし、外資系にはリストラリスクや成果主義等の特徴があるので、転職時にはメリット・デメリットを熟考することが大切です。
まとめ|30代でも外資系企業には転職可能!キャリアアップにも繋がる!
外資系企業への転職には年齢制限がありません。
30代からでも転職し、収入アップを目指せます。
成果主義により、年齢や性別、勤続年数等は無関係で、成果さえ出せば高く評価してもらえることが特徴です。
また、外資系企業に転職する際は、メリットばかりではなく、デメリットも考慮することが大切です。
英語力が足りない社員は低く評価されやすく、尚且つ一人当たりの業務量が多いため、注意してください。
外資系企業では、即戦力となる人材が求められます。
自身の業界や職種に対する専門性を高めたり、他社員と円滑にコミュニケーションを取るための英語力等を高めたりしてから臨みましょう。