外資系企業の最終面接を解説!質問や逆質問の例文・本国との面接対策も紹介

外資系企業の最終面接って何のためにやるの?

通過率ってどれくらい?

外資系企業の最終面接で落ちる人の傾向は?

最終面接に向けた心構えや対策は?

こんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、外資系企業の最終面接についてまとめています。

最後まで読むことで、外資系企業が最終面接を行う意味や意図、具体的な対策方法を理解することが可能です。

よく聞かれる質問や英語面接の対策も参考にして、最終面接に自信を持って臨みましょう。

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目次

外資系企業の最終面接は人事だけでなく役員も参加!

外資系企業の面接の多くが、計3回行われます。

1回目は人事担当者と、2回目は志望部署などの上司と、3回目は役員や経営者と行われることが多いようです。

日系企業の面接とは、重視される項目が大きく異なる外資系企業の面接。

外資系企業の最終面接が行われる5つの理由と目的について、下記でまとめました。

転職に向けた覚悟があるか見られる

外資系企業の最終面接で役員が注視するのは、応募者に転職する覚悟が充分にあるかどうかです。

外資系企業は「忙しい」「キツい」などの一般的なイメージにある通り、個人に与えられる裁量権と業務量が多く、仕事に大きな責任を伴います。

また、日系企業とは異なり完全実力主義・完全成果主義の風潮もあります。

そのため、生半可な覚悟で入社した社員は社風や業務量についていけず、挫折する可能性があります。

人材確保と新人教育に時間的・金銭的コストがかかるのは、日系企業も外資系企業も同じです。

採用する社員の覚悟の度合いを確認するのは、当然の事だと言えるでしょう。

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熱意・志望度など抽象的な部分も大切

外資系企業の最終面接では、熱意や志望度などの抽象的な部分も重視されます。

なぜなら日系企業と比較して外資系の職場にはスピード感があるためです。

人材の流動は激しく、個人に任せられる業務量は膨大です。

それに加え外資系企業には、日系企業と異なり終身雇用の文化がありません。

外資系の風潮

人材は「企業に利益を与えられるかどうか」と「企業と人材がWin-Winの関係かどうか」が鍵であり、使えない社員は積極的にリストラします。

熱意のない社員は、企業への貢献度が低く、クオリティの低い仕事をするリスクがあります。

一方で自分のやりたいことや志望理由、熱意が明確になっている人材は、会社へ丁寧な貢献ができると判断されるでしょう。

上記のことから、外資系企業の面接では、抽象的で感情的な部分を尋ねられることがしばしばあります。

将来のビジョンが会社とあっているか確認

人材のキャリアビジョンと会社のビジョンがマッチしているかどうかも、外資系企業の面接では重視されます。

外資系企業は、ただその人材のスキルが優秀だからという理由で採用することはあまりありません。

人材と企業の関係はWin-Winであり、会社組織ではなく個人を重視すべきだと考えているためです。

終身雇用の日系企業に対し、「契約関係」や「タイアップ」と言った言葉で表現できるのが外資系企業の雇用の風潮です。

外資系のビジョンに対する考え方

ビジョンが合っている企業と個人であれば、お互いに利益を還元できます。

ビジョンが異なっている場合はお互いに足を引っ張る存在となりかねないと、外資系企業は考えているのです。

そのため、人材のキャリアビジョンと企業の事業ビジョンが同じ方角を向いているかどうかは、何よりも重視されるでしょう。

人事と役員とのずれがないか確認する場でもある

外資系企業の最終面接には、人事と役員で評価のずれがないか確認する目的も含まれています。

役員や社長は人事と異なり、ダイレクトに企業の成長や存続に関わる立場です。

そのため、人事担当者や採用予定者の上司候補と評価軸が異なる可能性があります。

最終面接は「最終チェック」

人事と役員のミスマッチを防ぐために、役員を含めて最終面接が行われるケースは、外資系企業で多くあります。

また求職者にとっても、役員や社長と自分の価値観が合うかどうかを確認する場となるでしょう。

最終面接は、入社のためのテストというよりも最終チェック的な意味合いがあるのです。

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人生観や仕事のやり方などを深く聞かれる傾向

最終面接は、入社前の最終チェックとして執り行われます。

そのため、求職者の人生観や仕事の進め方について深く質問される傾向にあります。

人生観や仕事の進め方を答える際は、見栄を張ったり嘘を吐いたりしないよう気を付けてください。

嘘を吐いたところで、入社すれば人となりや仕事の取り組み方は自然と露呈するものです。

最悪入社後の評価が下がったり、試用期間中にリストラされたりするリスクに繋がるため、正直に話すようにしましょう。

外資系企業の最終面接は通過率が高い訳ではない

外資系企業の面接は、人事担当者だけでなく役員や社長が同席します。

基本的には企業と求職者のビジョンが合っているか、人事と役員との評価にずれがないかの確認を目的として行われます。

最終面接は入社前の最終チェックと言うものの、通過率は高くないことが現実です。

一般的には50%と言われている

外資系企業の最終面接に受かる確率は50%です。

2人いたら1人は落ち、たとえ求職者自身しか面接を受けてなくても半分の確率で落ちます。

最終面接で落ちた場合、単純なスキル不足というよりも、価値観の違いやキャリアビジョンの方向性の違いなどが挙げられます。

採用活動自体が取り止めになる可能性もあります。

外資系企業は日系企業よりも個人を大切にする風潮なため、価値観や人格面で合わなければ、たとえ喉から手が出るほど欲しいスキル持ちの人材だとしても、採用に踏み切らないケースがあるのです。

外資系企業の最終面接で候補者2人!落ちる人の傾向

外資系企業の最終面接は、50%の確率で落ちます。

もし候補者が2人いた場合、次の3つの傾向に当てはまる人がより落とされやすくなります。

最終面接に落ちる人の傾向を把握し、対策してから本番に臨みましょう。

自分の価値観を伝えられない

自分の価値観を上手に伝えられない人は、外資系企業の最終面接で落とされる1人になりがちです。

外資系企業は、個人を大切にします。

会社の企業理念と個人の価値観が合う人を採用することで、お互いにWin-Winの関係を築こうとしています。

また、海外の文化を汲んでいるため、自分の意見を伝えられない人を好みません。

話し下手・伝え下手の人は、仮に採用したとしても社員同士でコミュニケーション不調を起こしたり、報連相が滞ったりする可能性があるため、落とす1人に選ばれやすいのです。

入社に対する熱意が低いと思われる

入社に対する熱意が低い人も、最終面接で落とされやすいと言えます。

同じスキルを持つ2人で、片方は熱意が高く、もう一人は熱意が低いとしましょう。

その場合、企業が採用したくなるのは間違いなく熱意が高い人です。

また、より魅力的な資格や洗練された技術を持っている人であっても、熱意の低さが目立つ人材の採用はためらうでしょう。

やる気がある人を採用する傾向にある

熱意の低い人を採用するくらいなら、多少能力が低くてもやる気に燃えている人を選びたいと考える企業も少なくありません。

以上のことから、入社へのモチベーションが低い人は、落とされる傾向にあります。

熱意の高さは、企業研究の丁寧さや話し言葉から伝わるので、面接時には意識しましょう。

コミュニケーションが上手く取れない

コミュニケーションがうまく取れない人も、最終面接で落とされやすい人材です。

外資系企業は日系企業とは異なり、社員やクライアントの国際色が豊かです。

また、状況を察する力よりも、自分の意見をストレートに伝える力のほうが重宝されます。

コミュニケーションが下手な方は向いてないことも

コミュニケーションが下手な人は、いつクライアントや社員とすれ違いを起こすかわかりません。

円滑な人間関係は、円滑な業務進行にもっとも必要な要素です。

そのため、よりコミュニケーション能力の高い人が、最終面接で選ばれやすいと言えるでしょう。

外資系企業の最終面接に向けた心構え3つと転職に必要な準備

外資系企業の最終面接に50%の確率で受かるためには、事前に心構えを作り、完璧な準備をしておくことです。

具体的な心構えと準備について、次にまとめました。

企業にどう貢献できるのか説明できるようにする

自分が志望企業にどのような貢献ができるのか、1から10まですべて説明できるように準備しましょう。

漏れなく説明するためには、事前にスキルの棚卸をしておくことが大切です。

自分の持っているスキル・資格や経験を把握すれば、企業の事業や理念のどこに貢献できるのかを探し出せます。

スキルの棚卸には、マインドマップやブレインストーミングが有効です。

スキル棚卸しのコツ

自分の今までの経験をA4サイズの紙に書き出し、企業の事業や理念、募集要項などと見比べてみましょう。

思いついたアイデアは、取るに足らないと感じるものであってもすべて書き留めておくことが大切です。

マインドマップやブレインストーミングは、面接本番で話を膨らませるための前準備としても効果的なのでぜひ挑戦してみてください。

志望動機を再度確認しておく

最終面接を受ける前に、志望動機を再度確認しておきましょう。

履歴書で書いた内容や、一次・二次面接で話した内容と矛盾が起きないよう、整合性の確認も必須です。

志望動機は、もっと伝わりやすい表現方法や自分の意図を伝えられる言葉がないかどうか、推敲することも大切です。

外資系企業の面接では、志望動機や熱意などの抽象的な話も重視されるので、しっかり確認してください。

今後のキャリアプランを決めておく

入社後のキャリアプランを決め、自分なりの言葉でまとめることも重要です。

外資系企業では、日系企業以上に会社の事業ビジョンと個人のキャリアビジョンとの相性を意識しています。

そのため、将来の目標があいまいな人材は「わざわざうちで雇う必要がないのでは」と判断される可能性があります。

理想的なキャリアプラン

一方、「5年後にこうなりたい」「10年後はあれをしたい」などの明確な目標があり、その目標達成のために志望企業がどのように役立つかを話せる人は、最終面接で勝ち残りやすいでしょう。

キャリアプランが思い浮かばない人は、同じ業界出身の人のインタビューやコラムを読んでみてください。

現代はSNSやYouTubeが発達したため、外資系企業に勤める人の経験談が探しやすくなっています。

先輩のキャリアを参考にして、自分のキャリアビジョンを拡張しましょう。

英語面接がある場合も想定しておく

外資系企業では、役員が外国人の可能性もあります。

そのため、英語で面接が行われる可能性も想定しておくとよいでしょう。

空港の入国審査で職業を尋ねる際に「What’s your occupation?」という決まり文句があるように、英語面接の質問には基本の型があります。

確実に聞き取れるよう、また確実に答えられるよう、事前に練習しておきましょう。

1人で英語の面接対策するのが難しい場合は、オンライン英会話などを利用するのもおすすめです。

ネイティブ講師に英語で質問してもらいつつ、回答の添削もしてもらいましょう。

転職エージェントを利用するのもおすすめ

そもそも外資系企業で最終面接にこぎつけるためには、相当な労力が必要です。

1人では充分に情報を集められず、苦戦することもあるでしょう。

そこでおすすめなのが、転職エージェントの利用です。

リクルートエージェント」などの転職エージェントは、外資系企業に強く、独自の転職ノウハウを持っています。

また、キャリアカウンセリングやメールを通し、求職者が必要とする情報の提供や、面接対策なども行っています。

確実に面接で受かれるように、最初から転職エージェントを利用して転職することも念頭に置いてみてください。

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外資系企業の最終面接の流れとポイント

外資系企業の最終面接には、定型的な流れがあります。

一般的な進行と各質問でのポイントを解説します。

①自己紹介

面接室に入り、簡単な挨拶とスモールトークを終えた後に求められるのは、自己紹介です。

自己紹介では、自分の名前や自分が志望企業に適していると考える理由を答えましょう。

理由には根拠が必要なため、具体的なスキルや成功例などを交えて話すことが大切です。

質問方法は「自己紹介をお願いします」または「今までの経歴を踏まえて自己紹介(自己PR)をしてください」などの形が一般的です。

最終面接での第一印象を決める重要な質問なので、焦りや緊張のあまり挙動不審にならないよう気を付けてください。

相手の目を見て、一言一言丁寧に話すことを心がけましょう。

②転職理由や志望動機の説明

自己紹介が終わると、転職理由や志望動機を尋ねられます。

転職理由を話す際は、たとえ事実であっても、ネガティブな言い方はしないよう注意が必要です。

特に「やりがいを感じなかったから」「キャリアが積めなさそうだったから」「人間関係が悪かったから」など、他責思考の理由は減点対象です。

「自分の○○というスキルを活かせる職場で働き、3年以内にスペシャリストになりたい」などのように、ポジティブで情熱的に伝えることが大切です。

また志望動機では、的外れなことを言わないように気を付けましょう。

「楽しそうだから」「給料が良いから」などの抽象的で気楽な理由は好まれません。

自分の価値観やキャリアビジョン、企業の事業内容や将来性を深く考え、役員の心に響く理由を答えましょう。

③現在までの実績

転職理由と志望動機の次は、現在までの実績を尋ねられます。

実績に関する質問で気を付けるべきことは、相手は「営業で1位の成績を取った」などの表面的な話を聞きたいわけではないことです。

面接官は、実績が出るまでの手段や努力、挫折や失敗からの復帰方法について知りたいのです。

ならびに、応募したポジションで求められているスキルとの関係性についても評価したいと考えています。

現在までの実績を語る際は、まず結論とシンプルな状況説明を行いましょう。

その後、課題を克服し成果を出すに至った具体的なエピソードを話し、結論に導きます。

実績は面接の合否を左右する大切な質問なので、気合を入れて準備しましょう。

④将来のビジョンや会社独自の質問

実績の後は、将来のキャリアビジョンについての質問や、会社独自の質問が行われます。

キャリアビジョンに関する質問は、かならず企業側に「なるほど。私たちとあなたはWin-Winだ」と思わせるような答えが必須です。

相手に自分の価値を納得してもらうためには、入念な企業研究が重要です。

企業理念や事業ビジョンと自分の将来をうまく絡め合わせた回答を意識しましょう。

⑤逆質問

企業側からの質問をすべて終えたら、逆質問の時間を与えられます。

逆質問は、自分の企業への熱意を示すために重要な時間です。

「特にありません」と答えるのは悪印象なため、かならず事前に数問ピックアップしておきましょう。

外資系企業の最終面接でよく聞かれる質問と回答例

外資系企業の最終面接では、聞かれる質問に傾向があります。

頻出の質問を網羅し、各回答の練習をすることで、転職や志望先企業にかける熱意を過不足なく伝えられるでしょう。

一番相性が良いと思える上司はどんな人?

最も相性がよいと思える上司の性格や立ち居振る舞いを答える質問です。

この質問では、あなたの価値観や人となり、許せることと許せないことのバランスについて尋ねられています。

しかし気を付けたいのは、この質問にはひっかけや罠的な意味合いがあることです。

熟考するふりをしてから、何も思い浮かばなかったかのように振る舞うか、「コミュニケーション次第で誰とでもうまく関係性を築けます」等と答えるのがベストです。

たとえ苦手な上司像があったとしても、素直に答えるのはやめましょう。

あなたの長所は?

あなたが自分で考える長所や、他人から褒められる部分について尋ねられています。

スキルのほか、「負けず嫌い」や「明るくて前向き」などの性格、「計画を立てることが好き」などの習慣など、あらゆる点が答えになります。

回答が長所だと思う理由や根拠を添えられるとなお良いでしょう。

回答例

回答例は「プレッシャーに負けないところです(結論)。大学時代にアメリカへ短期留学した際、日本からの留学生代表として学年の前で発表しました。言葉や文化が違う中大変緊張しましたが、無事発表を終え、満場の拍手をもらうことができました(根拠)」などです。

なぜこの職種を選んだのですか?

職種を選んだ理由を尋ね、求職者の意欲の高さやポテンシャルを見極めようとしています。

企業は確実に入社してくれそうで、かつ成果を出せそうな人材を欲していることを意識し、納得させられる理由を答える必要があります。

過去の経験やキャリアビジョンを踏まえて回答しましょう。

回答例

回答例は「大学時代に御社のサービスを使用し感動したこと(過去の経験)と、デジタル系サービスを売るスペシャリストになりたいこと(ビジョン)から、この職種を選びました(結論)」などです。

5年後のキャリアプランは?

マネジメントに就くか、プロフェッショナルの道を進むかを問う質問です。

または、今回の転職をきっかけに、また異なる職種への転向を目指しているのかなどを探っています。

いずれの理由にしろ、前向きに具体的な理由を説明することが大切です。

回答例

回答例は「デジタルセールスとして積んだ経験を後輩たちに教えたいです。自分の世代がちょうどDX化への転換期なので、実際にこの目で見た濃い経験を後輩に教え、更にこの業界を盛り上げていけたら最高です」などです。

当社の志望動機は?

率直にその企業を志望した理由を尋ねる質問です。

この質問では、言葉の節々から企業への興味の度合いや理解度を探っているので、事前の企業研究が重要です。

回答例

回答例は「会社案内とホームページを通して御社について研究しました。若手社員であっても、挑戦してみたいことを上司や社長に直談判でき、挑戦と成長の機会が多いことから弊社を選びました」などです。

外資系企業の最終面接は逆質問も重要

外資系企業の最終面接では、逆質問の準備も入念にしましょう。

逆質問で押さえておくべき特徴を解説します。

逆質問は4つの分類から探すのがおすすめ

  • 企業が提供している事業・サービス、または企業理念についての質問
  • 企業が現状抱えている課題についての質問
  • 採用後の自分のポジションについての質問
  • 面接官自身についての質問

逆質問は、上記4つの分類から探すのがおすすめです。

上記の質問では、企業や業界に対する自分の理解度や、興味関心、自身の思考力と分析力などを示すことができます。

逆質問は、自分のモチベーションの高さや人材としての有用性をアピールするチャンスです。

調べればわかることや、面接・仕事に関係ない質問を選ばないよう気を付けましょう。

逆質問の質問例

  • 「御社は来年度から○○の事業に取り組むとホームページで拝見しました。その事業について、差し支えない範囲で教えていただけますか」
  • 「将来は駐在員として働きたいと考えていますが、御社の海外支店の経営戦略を教えてください」
  • 「御社で高く評価されているのはどのような人材ですか」
  • 「1日の仕事の流れを教えてください」
  • 「御社で活躍するために、入社前に学んでおくべきことはありますか」
  • 「どのような人となりの社員が多くいますか」
  • 「御社の事業における課題は何がありますか」

逆質問には、上記のような例があります。

基本的に逆質問は、思いついたことを率直に尋ねて問題ありません。

「御社の社風を教えてください」などの、あっさりとした質問でも、何も尋ねないよりは高評価です。

外資系企業の最終面接は本国の役員と行われることも!英語面接の対策は?

外資系企業の最終面接は、本国の役員と行われることもしばしばあります。

英語で面接が行われる場合の注意点は、次の5つです。

相手の目を見て話す

相手の話を聞くときや質問に答える時は、かならず相手の目を見ましょう。

目線が下がっていたり、定まらず泳いでいたりすると、自信がなく、コミュニケーション下手な印象を与えます。

面接官が複数いる場合は、全員と目が合うように意識します。

欧米人は、日本人よりもアイコンタクトを重視するので、相手の文化に合わせることが大切です。

目を見ると緊張してしまう場合は、鼻筋の真ん中から先にかけて見るとよいでしょう。

相槌の意味の違いに注意

日本では相手の話を聞いていることを示す相槌も、欧米人にとっては意味が異なります。

欧米人にとって頻繁な相槌は、話者を急かすか、邪魔をしているかのどちらかに捉えられる可能性があります。

日本人相手に話す時よりも相槌は控えめにし、話を聞いていることはアイコンタクトで表現するようにしましょう。

I thinkの表現に注意

日本人が英語で自分の意見の述べる時によく使う「I think」表現も、面接時には注意しましょう。

日本語で「○○だと思う」を連呼する人は主張が弱いと感じるのと同じように、ネイティブにとっても「I think」の多様は自信がなさそうに聞こえます。

質問に答える時は「I think」だけでなく「In my opinion」や「Personally」などの表現も使いましょう。

その他「believe」や「consider」「I’m sure that ~」などの表現は、「I think」よりもハッキリしたニュアンスで意見を伝えられるので使ってみてください。

丁寧語や時制に気を付ける

面接では現在だけでなく過去や未来の話もするので、時制には気を付けましょう。

話始める前に数秒考える時間を置き、一語一語確認しながら話すことが大切です。

また、日本語で「拝見する」や「いただけますか」などの敬語を使うのと同じように、英語にも丁寧な会話表現があります。

「Could」「Would」「May」の丁寧表現の他、「Do you mind if …」「I’m afraid …」などのクッション言葉も使えるよう練習しておきましょう。

細かい英語の失敗は気にしない

英語の最終面接を乗り切るために最も大切なのは、細かい英語の失敗を気にしないことです。

間違いを恐れて何も話せないよりも、間違えながら、たどたどしい話し方でもとにかく自己表現をすることが大切です。

多少の文法的なミスで不合格になることはありません。

相手の反応を見ながら、伝わってないと思った時は補足説明を加えたり、言い換え表現を駆使したりしながら、口先の言葉のうまさではなく心で会話するよう意識しましょう。

外資系企業の最終面接後にやるべきことは?

外資系企業の最終面接を受けた後にやるべきことと、注意点について解説します。

最終面接のお礼メールを送る

外資系企業の最終面接を終えたら、お礼のメールを送りましょう。

お礼メールを送ることで、他の候補者たちと自分の違いを見せることができます。

メールの送付は、面接後24時間以内が望ましいです。

早ければ早いほど相手に好印象を与えられるためです。

内容には、宛名とお礼を含め、次の6つについて記述するとよいでしょう。

  1. 面接官の名前
  2. お礼
  3. 面接を通して志望度合いや興味の度合いが更に上がったこと
  4. 志望動機と採用するメリットを再アピール
  5. 合否の結果を楽しみにしている旨
  6. 締めの言葉と自分の名前

お礼メールの英文に自信がない時は、無料の英文法添削ツール『Grammarly (グラマリー)』などを利用してセルフチェックしてみましょう。

英語ネイティブの友達がいるのであれば、その人に添削をお願いするのも効果的です。

外資系企業は合否連絡が遅い

外資系企業は、合皮連絡が遅れる傾向にあります。

企業によって理由は異なりますが、選考プロセスが決まっていない場合や、人事が長期休暇中などの理由が挙げられます。

最終面接後1~2週間以内に結果を出すことが一般的なため、それ以上遅れているようであれば、確認してみるのも一つの手です。

あまりにも合否連絡が遅い場合は、利用した転職エージェントに確認してみましょう。

直接応募の場合は、遠慮せずに問い合わせて問題ありません。

まとめ|外資系企業の最終面接は対策必須!エージェントの意見も取り入れてみよう

外資系企業の最終面接は、転職の覚悟や熱意、会社と志望者の相性などを最終チェックするために行われます。

質問内容は、意欲やキャリアビジョン、人生観などについて詳しく尋ねられる傾向にあります。

外資系企業の最終面接に受かる確率は50%で、あまり高くありません。

コミュニケーション力が低い人や、入社に対する熱意が低い人は、いくら優秀でも採用されないのです。

確実に受かるためには、事前準備を入念に行うことが大切です。

キャリアの棚卸や企業研究、将来のキャリアビジョンの設定について、今一度真剣に考えてみましょう。

最終面接が不安な人や落ちた経験がある人は、最初から外資系に強い転職エージェントを利用するのがおすすめです。

「リクルートエージェント」や「ロバートウォルターズ」などのエージェントには、外資系転職に関するノウハウがあります。

エージェントを利用し、入念な準備と練習を重ねた上で、最終面接に臨みましょう。

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