マレーシアへの就職または移住を検討しようとしたとき、
「マレーシアの平均年収はいくら?手取りで給料はどれくらいもらえるの?」
この記事では、そんな悩みを抱えている方に向けて、マレーシアの平均年収や給料の手取り、現地採用の給料、現地の物価情報などをお伝えします。
最後まで読むことで、マレーシアの平均年収について深く知ることができるでしょう。
という方へ
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マレーシアの平均年収
マレーシアは日本に比べると平均年収は低いですが、物価が安いので、現地生活に慣れてしまえば日本より豊かな生活を送ることも可能です。
マレーシアでの平均年収について解説します。
マレーシアの平均年収は日本円で約133万円
マレーシアの平均年収は日本円で約133万円です。
日本の平均年収に比べると1/3程度ですが、マレーシアの物価は日本の1/3から1/2程度なので、充分に生活できる金額です。
個人の生活にもよりますが、家賃が年約48万円〜、食費が年約18万円なので、平均的な生活水準は維持できると言えます。
平均年収が約133万円と聞くと低収入に感じますが、マレーシアでは不自由なく生活していけるでしょう。
マレーシアの世帯年収の年収中央値は5873リンギット
マレーシアの世帯年収の中央値は5873リンギットです。年々増加傾向にあり、マレーシアの景気の良さが窺えます。
両親と同居し、共働きをしている家庭も多いので、1家庭の有収者は平均約1.8人です。
また、世帯年収は都市部に近いほど高くなり、民族的には中華系マレーシア人が1番高い傾向にあります。
経済が急成長している反面、地域や民族での所得格差が生まれていることも事実と言えます。
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マレーシアの平均月収
マレーシア移住を考えるとき平均月収を知っておくと、現地での生活がイメージしやすくなるでしょう。
それでは、マレーシアの平均月収について解説します。
マレーシアの平均月収は日本円で約8万円
マレーシアの平均月収は日本円で約8万円、年々増加傾向にあります。
地域で平均月収が異なり、都市部では平均約8万3000円、地方では平均約5万1000円と、3万円近くの差があります。
また、学歴によっても差があり、大卒の平均月収は約11万円、義務教育を受けていない人の平均月収は約3万7000円です。
マレーシアでは地域差や学歴によって、大きな収入格差が生まれています。
日本人がマレーシアで働くために月収約13万円が保証されている
日本人がマレーシアで働くとき、月収約13万円は必ず得られます。
就労ビザの発行条件の一つに最低給料が定めてあり、現地の企業が13万円を下回って日本人を雇うことはできません。
現地企業では、マレーシア人より高収入になる場合が多く、より高い能力や結果を求められる可能性もあります。
マレーシア全体の平均月収の約8万円でも充分な生活水準が保てるため、月収13万円でローカルの生活を楽しめれば、余裕を持って貯金もできるでしょう。
マレーシアで働くときの給料の手取り
マレーシアで働く場合、所得税を納める必要があります。
1年182日以下の滞在の場合、非居住者としての所得税率が適用され、税率は28%です。
182日以上滞在すると所得税上では居住者の扱いとなり、税率は累進課税制が適用されます。
最初の182日、非居住者としての月収と手取りの金額については以下の通りです。
参考として居住者の手取りも併記しています。
マレーシアの給料が月収15万円の場合、手取りは約10万円
月収15万円の場合、150,000-150,000×28%=108,000となり、手取りは約10万円になります。
※居住者の場合、税率14%、手取り約13万円
マレーシアの給料が月収18万円の場合、手取りは約13万円
月収18万円の場合、180,000-180,000×28%=129,600となり、手取りは約13万円になります。
※居住者の場合、税率14%、手取り約15万円
マレーシアの給料が月収22万円の場合、手取りは約16万円
月収22万円の場合、220,000-220,000×28%=158,400となり、手取りは約16万円になります。
※居住者の場合、税率21%、手取り約17万円
マレーシアで駐在員の給料
マレーシアで働く場合、駐在員と現地採用の2つの選択肢があり、駐在員の方が高収入である場合がほとんどです。
それでは、駐在員として働く場合の給料について解説します。
マレーシア駐在の場合、平均月収は40万~60万円が相場
マレーシアの駐在員の平均月収は40万〜60万円で、マレーシア人の平均月収の2倍以上に当たります。
日本基準での給与を得て、海外赴任手当や住宅手当も充実しているため、現地採用や現地の人々と比べると余裕のある生活を送ることが可能です。
余裕ができると、家政婦を雇ったり、コンドミニアムに住んだり、プチセレブ気分が味わえます。
また、現地の食事が合わなくても、多少割高の日本食を食べるという選択もでき、生活面でのストレスは可能な限り軽減できるでしょう。
マレーシアで駐在員になると経済面で得られるメリットは大きいと言えます。
マレーシアの現地採用の給料
マレーシアで働く場合、現地採用で就職し、長期間キャリアを積む道もあります。
長い目で見ると、駐在員よりも良い給料を得ることも可能です。
それでは、現地採用の給料について解説します。
マレーシアでの日本人の現地採用の給料は日本円で約245万円
日本人の現地採用の給料は約245万円で、月収にすると約20万円です。
マレーシアでは物価が低く、首都クアラルンプールでは月に6万〜12万円あると生活できます。
現地のマレーシア人と比べると余裕のある生活ができるでしょう。
さらに、マレーシアでは近年、日本企業の進出が活発になり、日本人の雇用が増加しています。
伴って、日本人在留者が増えており、より高いポジション、好条件の求人が増えてきました。
今後は、より高い能力を持つ人材が求められ、給料面の条件も充実していくでしょう。
物価が低く、日本人求人が増えているマレーシアでは、現地採用の道も選択しやすくなっています。
マレーシアに年収1,000万円の富裕層は生活している?
マレーシアでは地域や学歴による収入格差が進んでおり、都市部では富裕層も一定数存在します。
それでは、日本人は年収1,000万円の富裕層になれるのかについて解説します。
現地採用で年収1,000万円の富裕層は存在する
現地採用で年収1,000万円の富裕層は存在します。
駐在員はある程度余裕のある生活ができますが、任期が決まっており、日本の給与体系では、富裕層にまではなれません。
しかし、現地採用で着実にキャリアを積んで、年収1,000万円を達成する人もいます。
これほどのキャリアを得るには、都市部に住むこと、日本人やマレーシア人とのコネクションを持っていること、資格や能力などが必要です。
かなりの努力が必要で、運や状況にも左右されますが、マレーシアの現地採用で富裕層になる日本人は存在します。
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マレーシアの物価は、およそ日本の3分の1ほどと言われています。
食堂や屋台などであれば1食100円くらいで食べられるものもあり、生鮮食品はかなり安いのが特徴です。
理由は、マレーシアでの消費税は2018年6月をもって廃止されたことが理由と言えるでしょう。
物価の安さから、マレーシア人の平均年収はそれほど低くないということがわかるはずです。
ただ、マレーシアは、イスラム教国なのでアルコール飲料にかかる酒税が高いことは把握しておきましょう。
ホテルの宿泊代
ホテルの宿泊代も、マレーシアの首都クアラルンプールであっても安く泊まることができます。
例えば、5星(★5)の高級ホテルであっても、1泊およそ17,000円で宿泊することが可能です。
東京であれば、およそ6万円ほどなので、約1/4の値段となっています。
マレーシアのホテルの宿泊代相場は以下の通りです。
- ビジネスホテル:およそ2,000~5,000円
- シティホテル:およそ5,000~10,000円
- リゾートホテル:およそ10,000~30,000円
公共交通機関の物価
マレーシアに住むにあたって交通費は以下の物価となっています。
- 電車:およそ25~90円
- バス:およそ270円
- タクシー:乗用車タイプはおよそ80円、ワゴン車タイプはおよそ160円
物価で参考になる関連サイト
以下のサイトであれば、現地の物価情報を詳細に掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
私が実際にマレーシアに行って感じたことや気を付けておくべき治安情報をまとめました。日本と比べると治安の良くない場所なので…
まとめ|マレーシアの平均年収は約133万円
マレーシアの平均年収は日本より低いですが、物価が安いので充分に余裕のある生活ができます。
就職さえできれば、移住後の経済的な心配は少ないと言えます。
マレーシア移住を成功させるために、不安をひとつずつ取り除き、移住計画を着実に進めていきましょう。